ウェブサイト制作の際の注意点

みなさんがウェブサイトを作りたい、リニューアルしたいと制作に踏み切るとき、制作会社との打ち合わせで自身の希望や要望を伝えるかと思います。そんな時に注意していただきたいことがございますので、ご紹介します。
こちらはおそらく制作会社が違った形で表現してくれてると思いますが、Flashというのは最近ではあまり使われていない・トレンドから外れている傾向にあります。
昔は表現がとても汎用的で美しいFlash、フラッシャーと呼ばれるエンジニアがいたくらい頻繁に使われていましたがFlashの再生にはFlashプレイヤーなどのソフトのインストールが必要となる。レスポンシブデザイン(スマホ対応など)のデバイスでは特に人気のiOSのiPhoneでは基本表示できない。そして、ローディングが長くなりがちだったり、動作が重くなることもあるため最近のウェブサイトには使われない傾向にあります。
なので「Flashにしてください」と要望するよりも動作を明確に説明したほうが公開後ユーザの利便性にコミットできるはずです。
昔からリンク集ページなどをよく見かけます。昔はリンクの数でウェブサイトの評価を上げ検索順位を上げるなどの手法が用いられてきましたが、現代のサイトはそう簡単には順位は上がりません。なぜなら無意味な相互リンク(サイト間でリンクし合う)はペナルティの対象とするとGoogleが宣言しているからです。このペナルティを甘く見てしまうと元のペナルティを受けていない状態に戻すのはとても大変な時間と労力がかかります。
リンクをつけたり、つけられたりすること自体は現代のWeb事情でも大切なことの一つのエッセンスとなっておりますが、可能であればリンクをつける際は関連性の高いページのみで設置するのをおすすめします。
「量」よりも「質」を第一に考えてください。
あれもこれも詰め込んで、あれもこれも目立たせるのは危険です。
ユーザはコンテンツを見落としてしまう可能性がございます。いかにサイトのコンセプトに沿った内容を掲載するかが最重要事項です。
商品を紹介するサイトなら商品を大きく見せる。会社紹介なら一番力を入れているものを紹介する。採用サイトならスタッフや社内風景などを掲載する。要するに優先順位をしっかりと設定しましょうということです。たったコレだけです。
これは自動再生が問題ですねというお話です。
もちろん効果音や動画、BGMを入れることは時として雰囲気を伝えるツールとなり得ますが、自動で再生されると、正直ビビります。公共の場所ではうるさい、恥ずかしいです。サイレントモードでは意味もなしえません。存在すらOFFになってしまいます。
自分のサイトにはオリジナリティを出したい!トレンドのような動作を取り入れたい!とお思いになるのはよく分かるのですが、例えば、画像にカーソルを合わせてだけでくるくる画像が回転したり、ページ内で勝手にごちゃごちゃ動いたり、正直ユーザは使いにくいと感じてしまうものは避けましょう。多少の動作は制作会社に相談したりすのが良いでしょう。
タイトルの設定はSEOにとって非常に大切なものです。長文であれもこれも記載するとそのページが何のページなのかわかりません。
設定する際はここもチェックが必要です。
▶ ウェブページ(ホームページ)のタイトルはどう設定するのが正しいの?
ウェブサイトは作って終わりでは全く意味がありません。(もとよりウェブ上に存在だけあれば良い方には野暮な発言ですが。)
ウェブサイトはページを増やし、各ページを更新して、どんどん見てもらってこそ価値が生まれます。効果が現れます。
なので制作の際、リニューアルの際は、ページを増やしていくことやページを更新することも頭に入れておいたほうが良いでしょう。

▶ ウェブサイトで記事を書いている方オススメ!SEOに効果的な記事の書き方!
業種や目的にもよりますがスマートフォンにも対応したウェブサイトを作るのかどうかの検討が必要です。
事実、インターネット利用率ではスマートフォンでの閲覧がパソコンからの閲覧を上回っております。
極論ですが、パソコンで見たときに見やすくてスマートフォンで見た時に見辛いサイトとパソコンで見た時に見辛くてスマートフォンで見たときに見やすいサイト、どちらが良いかと聞かれれば統計上後者のほうが合理的です。
スマートフォンサイトの可能性についてはこちらの記事で書いておりますが、スマートフォンにも対応させる場合は、大変ですがそちらも重点的にチェックしてみてください。

要するに…

代表的なものを書いてきましたが、ざっくり見ていくとユーザがいかに使いやすいかを考えるのが最優先のように感じます。
また、サイト制作には目的があります。例えばウェブからお問い合わせが欲しいのかなど。
お問い合わせを上げるといった目的を掲げている場合の例では、トップページからどのようにユーザがお問い合わせまで行くのか、またどのページからでもお問い合わせまで繋がれるのかどうかをイメージしたりシミュレーションをしてみると、各ページ制作がより具体化され、やがてその各ページの集合体がコンセプトに沿った目標達成を叶えるであろうウェブサイトへと繋がります。
制作に夢中になっていると当初のコンセプトやユーザの利便性など、忘れがちです。汗
要所々々で確認作業を入れて調整しながら進めていますが、みなさんもウェブサイトの目的、コンセプト、ユーザの利便性を忘れずに制作してください。

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